はじめに
この記事では、多くの人が直面する「物事に集中できない」問題について考察し
その解決策として科学的データに基づく時間管理を提唱する本「YOUR TIME」について紹介している。
本書は、時間管理と生産性向上に関する4063件の科学論文を分析したもので、
効果的な時間利用と個人の成長を促す方法を提供するものです。
物事に集中できないことについて考える
やりたいことや、やるべきことがたくさんある。 ブログの更新、新規事業、新しいことへの挑戦、情報収集、コードの整備、友人への連絡、コミュニティでの会話、 ニュースの確認、株価の変動確認、etc…
なぜ私たちはこんなにも、不要な事を考え本来必要で集中しなければいけないことに対して 時間を使うことができないのだろうか。
もっとうまく自分の時間をうまく使えないのか。
このような考えがあり、時間を上手に使うためにおすすめされた本を読んでみた。
本の紹介
この本がどういう本かというと、科学的データを基にした時間管理と生産性向上の指南書である。
4063件の論文や研究所を読んで、との話は眉唾物だが、とにかく引用も多い。
私はkindleで読んだが、最後の10ページぐらいにずらっと参考文献がならんで、論文かな?と思わせるぐらいに
データを基にした本であることは間違いない。
この本を読んだ学び
自分を見つめ直そう
時間に対して自分を見つめ直す、というのは 何ももっと効率的に物事を行えるワークフローや技術を取り入れて生産効率爆あげ↑↑ と言う陽キャな考えではない。
度々自分が考える必要のあることだが、なんのために生きるのか、なんのためにやるのか という思考をプランをもっと掘り下げていくものである。
読み込んだ本では予期という言葉で括られていたが
自分がどれだけ、近い未来、予定に対して正確な予想ができるか というものが重要になってくる。
そして、その予期は、情報が多くあれば、試行回数や、深掘りしていくことで 現実をより正確に把握して物事に取り組めるということだ。
余計なことをやめよう
予期に対して想起という言葉で括られていたが 要するに過去の体験に対する質を上げていこうとに他ならない。
やったことのあるタスク、私の仕事であるブログの執筆やコーディングであれば
- このぐらいの分量になるので、1時間を終わる
- この小さなIssueであれば2時間もかからないだろう
そういった過去の体験からくる時間の見積もりを正しく記憶から取り出せれば 過去の想起(実行した履歴、記憶)から正しい見積もりを行えるということである。
このことに関して、自分はやらなくてもいい体験を繰り返すことを少しずつやめたいと思った。 (決して新しいことをしないと言うことではない)
退屈な作業や、目の前のお金を稼ぐことに時間を使ってしまうようなタスクがある。
例えば、私で言えば経理作業や、いくつかの副業のイベントがそれにあたる。
お金のことに関することは、把握しておかなければならないという思いから、
余計な経理作業に没頭して一日を過ごしてきたことが多くある。
また、なんとなく勿体無いからという理由で休日に仕事を詰め込んで、
1円でも多く稼ぐよう、交通整理や配信、コンサルタントなどで時間を使うことがある。
これらのものは、やらなくてもいいものも混じっているし、正確に丁寧に想起できるようになり
効率的になったとしてもあまり使い所のない想起になりかねない。
本質的に悩まされる解決したいようなタスクに対しては、
効率化をよくするには時間をかけて整備していくしかない。
習慣が人間を作る
Your Timeで紹介されていた事柄で、情報に多く溢れた現代では
私たちはどれだけ大量のデータに対してアクセスできるかということ余儀無くされている。
コンテンツの表面を撫でただけで、すぐに回答を得られないものに対しては
耐えきれずに離れていくような消費の仕方をしていると考察していた。
最近見たブログでも似たような事柄に対して執筆していたので紹介しておく
紹介記事
この記事では、デジタルデトックスについて触れていたが
短時間で得られる刺激を摂取することにより、深く考えることができなくなる。
という良い事例でのアップデートだと思う。
大量の刺激による、思考を深く考えることができなくなることへの障害は
デスクで思考を重ねている職業の方々には語るべくもないことだとは思う。
物事をしっかりと考えて、正しく理解を行って、アプローチを重ねるには
常日頃の習慣として、1~2秒で回答を得られるような習慣を持ち続けるのは良いと言えない。
まとめ
忙しいければ忙しくなるほど、時間を効率的に使いたいという欲は増える。
さらに効率化を行っても、やることは増えるばかりで
一向に時間をうまく使えたという感覚は手に入らないだろう
時間を上手に使うには時間の感覚と時間を使う方法への考え方を深めること
またその不一致による、現実と思考の乖離を少しづつ埋めていくことが大事になる。
時間をうまく使いたければ、時間に対しての理解を深め、時間を使う意義を考え
差異をなくしていくことがその一歩になると考えます。